昨今のパソコン及びインターネットの普及は急速に進みました。私たちが、生活していく上でなくてはならないものになっています。教育の分野でも様々な形で研究が進められており、情報通信技術の教育分野への活用も今後さらに加速するのは必然です。しかし、情報通信技術の進歩は教育及び学習システムについての発展をもたらす一方で、「デジタルデバイド」と言われるような情報格差や情報通信技術活用スキルの格差が教育の不平等を生み出す危険性をも内在しています。このような新たな教育の不平等を生み出さないよう、また情報通信技術の進歩がもたらす教育手法及び学習手法を広く平等に普及させることが必要であることは言うまでもありません。私たちは、2000年より教育事業に携わる者のネットワークをつくり、今後の教育のIT化について議論を行い、Eラーニングの手法の提案、システム構築についてのアドバイス、利用技術についての研究・開発を行ってきました。今後ますますこれらを非営利事業として提供していくことの必要性を大いに感じております。情報通信技術の進歩がもたらす教育手法及び学習手法を広く平等に普及させるため、さらに活動を拡大し積極的に行っていきたいと考えています。